ベトナムの労働法と労働契約

ベトナムで従業員を採用する際に日本と大きく異なる制度は、労働契約と試用期間です。
ベトナムは日本と異なり、試用期間中に従業員を一方的に解雇することができます。

また、ベトナムの労働人口の平均年齢が30歳未満と若い労働者であるため、日本のように「管理職」という働き方が定着していません。
赴任者は、労働者の教育や管理職の育成に苦労することが多くなっています。

試用契約・雇用契約
  • 試用期間

試用期間は、業務よって異なります。
一般的には30日以内ですが、高度な技術を要する業務の場合は、60日以内とされています。

試用期間が3ヶ月未満の一時的な業務の場合、口頭で労働契約を締結することができるため、試用期間の契約は口頭でも成立します。
ただし政府は書面での契約を推奨しています。

  • 試用期間中の給与

試用期間中の給与は、正規雇用時の給与の85%以上ででなければなりません。

  • 有期雇用契約

契約期間は、最長3年と定められています。
更新のある場合も最長5年と定められていますが、申し出があれば無期雇用となることができます。

  • 労働契約の締結
  1. 試用期間が終了した後、書面での労働契約を締結します
  2. 有期労働契約は1回まで更新ができます
  3. 再度有期労働契約を締結する場合は、契約満了後30日以内に労働契約を締結しなければなりません
  4. 期限を過ぎた場合は、自動的に無期労働契約となります
  5. ※外国人労働者の場合、労働許可証の有効期限が2年間となっているため、最大2年間の雇用契約となります
労働時間

労働法で、週休1日以上が義務化されています。

  • 労働時間

所定週労働時間は48時間と定められています。

  • 休憩時間

1日8​時間もしくは連続6時間の勤務につき30分以上、深夜勤務の場合は45分以上の休憩が必要です。
休憩時間も労働時間として計算されるのが特徴です。

  • 時間外労働(残業)

1日4時間までで且つ、1年間では200時間以内と定められており、週36時間を超える時間外労働に関しては原則全面禁止されています。

  • 時間外労働の場合は、通常賃金の150%
  • 休日出勤の場合は、通常賃金の200%
  • 法定休日または有給休暇の時間外労働の場合は、通常賃金の300%​​

​また、有給休暇を与えない場合は300%で買い取る義務があります。
但し、上記それぞれに対して代休を与える場合は割増賃金は支払う必要がありません。

休日休暇
  • 年次有給休暇

ベトナムでは、12ヶ月以上勤務した者に年次有給休暇が12日付与されます。
以降は勤続5年毎に1日ずつ増加します。
※勤務期間が12ヶ月未満の者は、1ヶ月に1日付与されます。

  • 法定休日

法定休日は年に8日間です。
この法定休日のうち4日間は旧正月(大晦日1日+正月3日間)のため、他の祝日は4回しかありません。

ベトナムの休日は、驚くほど少なく、常に不満の一つとして挙げられています。
ローカル企業や日系以外の会社は、休日は週に1日が多いようです。

定年退職年齢

ベトナムの労働法187条では、定年退職年齢を男性は満60歳、女性は満55歳と規定しています。

労働能力が低下した労働者や特別な重労働に従事する労働者については、これよりも低い年齢での定年を認めています。

一方で技術の専門レベルが高い労働者などについては、5年を上限にこれよりも高い年齢での定年を認めています。

社会保険

外国人も含めて、ベトナムで働く従業員は社会保険に加入する義務があります。
社会保険には、医療保険や年金保険、労災保険や失業保険があります。

就業規則

ベトナムでは従業員を10人以上雇用する企業は、就業規則の作成と届出が義務づけられています。

就業規則はベトナム語または英語で記載し、労働組合と協議のうえ労働当局に提出し、登録の承認を受けなければなりません。

制裁措置と懲戒についても記載が必要ですが、懲戒理由として記載ができるのは非常に限られているのが特徴です。

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